10/10リスボン
よく眠れたからか疲れがだいぶ取れている。
この日は別の街に移動するが、朝のうちはリスボンで見ておきたいところに行く。
宿の朝食。
オーナーが朝食を用意してくれていた。
パンとコーヒーだけとか、もっとシンプルなのが出てくるかと思ったらかなりちゃんとしていた。「足りなかったら言ってね」と言われたが十分すぎる。
パン、シリアル、チョコクロワッサン、ハム、チーズと手絞りのオレンジジュースと淹れたてのコーヒー。
おいしかった。朝から満足だ。
近所のスーパーで道中の水とお菓子を買ってきて、荷物を車に積んでチェックアウトして出発。
最初はベレンの塔とモニュメントを見にいく。
4月25日橋がめちゃくちゃ混んでいた。アルマダとかリスボン近郊部からの出勤で混雑するのだろう。
予定よりかなり遅れて当初停める予定だった駐車場に到着するも、満車というかバスで詰まってて普通車両のスペースまで進めそうにない。
仕方ないので目を付けていた他の駐車場を目指す。
ここは普通に停められた。Googleマップのレビューで駐車料金回収詐欺おじさんによる被害が書いてあったが、私は何も言われなかった。
あとから何か請求されるかもしれないが…
車を降りてベレンの塔まで徒歩で行く。
アルマダ方面と4月25日橋
おじさんが釣りをしていた。
奥にクリストレイ像も見える。
途中のマリーナ
CIV6でお馴染みの世界遺産。
「いかなる船も、この砲台を突破しようとすれば相当な損害を覚悟しなければなるまい。」– ロール・ジュノー・アブランテス
ということでテージョ川の河口に設置された砲台で、リスボンの港を守っていたらしい。
入口
塔内部の大砲
塔の入り口を上げ下げするやつ
広角で。さらに上に登れるようだったが、けっこうな人数待っていたので諦めた。
小塔
全体
一通り見終わったのでマリーナを挟んで反対側のモニュメント方面へ歩いていく。
1922年にポルトガルからブラジルに飛行した時から100年記念で作られたモニュメントとのこと
煉瓦造り?の灯台
特に説明板などはなかったのでいつの時代のものなのか不明。
発見のモニュメント
エンリケ航海王子の没後500年記念のモニュメントとのこと。
結構な迫力。
上にも登れるようだ。眺めが良いのだろう。
ここまで見たところで11時半くらい。
次の目的地ヴァレンサに向かう。
リスボンは見どころが多過ぎて1泊では当然足りない。ちゃんと見ようとすると1週間はかかりそうだ。
博物館、美術館、広場や庭園、修道院などもあるし、1泊ではとてもまわりきれない。
ごはんも美味しいしまた訪れたい。
この後はヴァレンサという街に向かう。
補足1.リスボン中心部の交通について
街中はとにかく混雑して渋滞している。通行料がかかる橋、旧市街の狭い道、観光客、観光バス、路面電車、自転車、バイク…
旧市街地を保全するために細い道は残しておきつつ路面電車も走らせる。観光バスは大型のものから小型のものまで様々。タクシーも普通車やトゥクトゥクみたいなものもある。
各名所に行くために道を整備した方が良いのだろうが、旧市街地の保全を考えるとそれも難しいのだろう。少なくとも旧市街周辺は物資の輸送車両と緊急車両以外は車両侵入禁止にした方がいい気がする。
補足2.ポルトガルの交通マナーについて
運転していて思うのが、やはりポルトガルはスピード超過する車が多すぎる。
スペインはたまにものすごい速度出している人がいる程度で、あとは標識通りのスピードがほとんどだが、ポルトガルでは追越車線でなくても標識+20km/hは出ているのではないかと思われる車をよく見る。
ただ、街中ではポルトガルの方が譲り合いと配慮が見られる気はする。
全体的に交通規則に対する厳格さというか律儀さはスペインの方が良い気がする。個人的な体感なので人によってはポルトガルの方が良いという人はいるかもしれない。
補足3.言語について
スペインに住んでいたのである程度スペイン語は分かるのだが、ポルトガル語は今回訪れて初めて見聞きした。
文字にされているとなんとなく分かるのだが、街中で話している言葉やホテルのオーナーが近所の人と雑談してる言葉は、まったく聞き取れないし分からない。
発音はスペイン語よりもフランス語に近い気がする。Rの音とか特に。
ラテン語の直系の子孫であるイタリア語とその兄弟分であるスペイン語が都言葉だとすると、ポルトガル語とかフランス語は津軽弁とか薩摩弁を聞いてるような感覚。
スペイン人の友人に聞いても、あっちの方は田舎言葉だとか訛ってるとかいう答えだった。
昔から馴染みある言語ではないからそう聞こえるだけなのかもしれないが…。