10/2 朝食
パラドール併設のレストランで朝食。
着席すると瓶のオリーブオイルを持ってきてくれる。産地を説明してくれたが、ちゃんと聞いていなかった。
もちろんおかわりした。
朝焼け
アビラへ
アビラは中世の市壁で有名な街だ。市壁と教会群が世界遺産にもなっている。
トレドからは北西方向に150kmほどの所に位置する。
水道橋で有名なセゴビアもアビラから北東に60〜70kmほどのところにあるから、まとめて行くことも考えたが、セゴビアは昔行ったことがあるのと、両方じっくり見て回るのはキツイので時間的に余裕を作ろうとアビラだけ行くことにした。
パラドールを出て、朝のトレドを見ながら高速に乗る
アビラへ
まっすぐな道。両側には原野が広がる
風力発電所が見える
N-403 放牧地を抜ける道
ところどころで牛とか羊が放牧されているのが見える
アビラが見えてきた
予め調べていた市内の駐車場を目指す
…が、駐車場近くに来て埋まっていることが判明。他の駐車場も見に行ったが埋まっていた。
路上駐車するにしてもスペースがない。
仕方ないので市内は諦めて全景が見れる展望スポットだけ行くかと思い向かってみた。
展望台から
市壁部分拡大
市壁北側
南側
展望台
Avila 記念撮影用かな
展望台の駐車場は何台か停まっていたが、写真を撮ってすぐ移動する人が多いようだ。
混雑しているわけではないし、停めておいても文句は言われないだろうと思い、車上荒らしのリスクはあったが、ここに車を置いて歩いて壁の向こう側を目指すことにした。
展望台と市壁に囲まれた旧市街の間には川が流れていて、橋がかけられている
ローマ時代の橋らしいが、通ったのはこちらではなく別の橋
橋を渡ったところ
思ったより高い
市壁
アダハ門から中に入る
門の裏側
市壁の上に上れるようなので、チケットを買って上がってみた
チケット売り場はここ
上がったところ
この日も日差しが強い
壁の櫓部分には上がれるところと上がらないところがある。
階段はかなり急だ。
転落防止の柵がある
外側
鐘楼と言うには薄い壁
東側まで来た。先ほど車で通った通り
東門
サン・ビセンテ聖堂
奥に見えるのがカテドラル
カテドラルの近く
ここで市壁から降りて旧市街を歩く
出口近くにあったアビラの模型
カテドラル門から
カテドラル
眩しい
広場に出た。
Plaza Mercado Chico
歴史ある広場のようだ
昼食
広場の近くのお店でお昼にする。13時前だが、開いていて助かった。
Tres Siglos
席を外にするか中にするか聞かれたが、暑かったので中にした。
チュレトンのセットを頼んだ。
チュレトンはアビラ名物の巨大ステーキだ
前菜
patatas revolconas con torreznos
トレスノスは豚バラをカリカリに揚げたやつ
レボルコナスはひっくり返るとか転ぶという意味だが、パタタスレボルコナスはジャガイモを煮崩したもの
里芋の煮っ転がしというが、じゃがいもを煮崩してパプリカなどを混ぜるとこうなる
メインのChuleton de Avila
かなり大きいが、焼き加減が絶妙でおいしかった。
店を出て停めている車のところまで戻る
ローマ橋
そんなにゆっくりはできなかったが、いい眺めを見られたのでよしとする
ここからセゴビアに行くのは厳しいのでトレドまでまた同じ道を戻った
バルで休憩
夕食はまたパラドールのレストランでいただくが、まだ時間があったのでまたバルで時間を潰した。
またスーモデナランハ
今回のおつまみはナッツだった
バルのショーケースにあったケーキ
美味しそうだが、夕飯のときにお腹いっぱいになっていても困るので食べなかった。
夕飯の時間が遅すぎるので食べておいてもよかった。
部屋から夕焼け
翌日はまた別の町に行くが、もう少し贅沢な時間を過ごしたかった
夕飯
トレド最後の夕飯
またワインを頼んだ。
Irache 1891 Rosado ロゼワイン
あっさり目で飲みやすい。
夜景
パンとオリーブオイル
フムス
野あざみと羊乳のコロッケ
逆光でよくわからないが、コロッケの上にアーモンドソースがかかっている。
おいしい。すぐなくなってしまう。
Tacayut de cordero
羊肉のシチューをナスで包んで焼いたもの
離散したユダヤ人の料理らしい
夜景
デザートにGinestradaというのを頼んだ。
未知の食べ物だ。メニューにはEl manjar de los reyes(王たちの御馳走)と書いてある。これもユダヤ人の料理らしい。
これが何か聞くと、クリームっぽくて甘いやつだよと言われた。よくわからないが食べてみることにした。
出てきたのはこんな感じ。
スープ…?
スプーンを入れてみると、思ったよりねっとりしている。クリームのようなふわふわ感はない。
食べてみると、甘い。とにかく甘い。何を使ったらこんなに甘くなるのかわからない。
あとナッツ系の香りもした。
食感はクリームシチューのようなとろみ具合だと言えば伝わるだろうか。
後で材料を調べてみると、アーモンド、米粉、砂糖、サフランなどが使われているようだ。
名前もginestradaではなく、genestadaというらしい。メニューのは誤字なのか、古語なのか、方言なのかよくわからない。
目の覚める甘さだった。
未知のものを食べるのは勇気がいるが、旅行中はそのハードルも低くなるような気がする。
折角の機会だし、食べないと勿体無いからね
トレドはここまで。次は少し寄り道をしてメリダに向かう。
アビラ街歩きの大体の経路